「心」「感情」が動いてショパンが弾きたい!

いきなりですが最近一つ目標ができてワクワクしています。
その目標は今の私にとってはとてつもなく大きな無謀とも思えるものなのですが何故か心がワクワクするのです。

ショパンのエチュードOp.10-1というピアノ曲、これをどうしても弾きたい――。

先週末の娘のピアノの発表会を経て感情が動いてしまいその湧き上がる気持ちを抑えることができずこの3日間、一日20分、ぽつりぽつりと固まっている指を動かしながら譜読みを始めました。
もう何十年もピアノを弾こう、弾きたいと思ったことなどなかったのに。

こうしてこの楽譜と向き合うまでには振り返るとこの3つのポイントがあった気がしています。
1つめはアニメ「ピアノの森」を見たこと。主人公の一ノ瀬かい君が華麗に弾くこの名曲に心奪われたこと。
2つめは先日出会ったある方とのご縁でした。ショパンが大好きでというその方のお話を伺いながらその方のキラキラと輝く目の中に美しいショパンの世界観をみたような気がしたからだと思います。
そして3つめは娘の発表会である高校生の男の子がこの曲を弾いていたこと。
プログラムで「ショパン エチュードOp.10-1」と見た時に「あ!」と思いました。
この曲を一生懸命に弾くその男の子の姿を見ながら、心が震えました。
そして自宅に戻り、本棚の奥に眠っていたショパンの本をごそごそと取り出しほぼ30年ぶりに楽譜を広げました。
当時ショパンに憧れていたのでしょうか――なぜか弾いたことのないエチュード全集を持っていたのです。
Op.10-1を見つけた時は心が躍りました。
その瞬間からこの無謀とも思えるこの大きな目標に向かっての小さな歩みが始りました。

「内発的なモチベ―ション」という言葉があります。
今回私の中で起ったこの一連の流れはまさに心を突き動かすほどの強い感情が内発的モチベ―ションとして表面化した状態なのだと自己分析しています。(^▽^)

それでは今日も今から20分の練習をしてきたいと思います。(これで4日目なので3日坊主で終わらなかったことも嬉しい!)

 

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