私には2人の子供がいます。上が11歳、下が5歳です。
長女が幼稚園に入園した頃の私にはまだはっきりとした子育てにおける信念・哲学のようなものがありませんでした。
何を一番大切にしながらこの先この一大事業と向き合おうかと悩んだ末に見つけた答え、それがこのEQ(感情知能)、SEL(感情学習)の中に凝縮されています。
(SELについて詳しくはメニューバーの「SEL」をご覧ください)
以下は私が自分の子育てにおいて丁寧に育んでいきたいと考えている「6つの輝き」です。
① 自己肯定感、自分を認める力を持てている
② 自分の好きな事、没頭できるものを持っている
③ 他者の意見を尊重しつつも自分に意見があり自己決定をできる力を持っている
④ 周りの人とのコミュニケーションを円滑に図る力をもっている
⑤ 与えられた情報を鵜呑みにせず自分の頭で考える力、批判的思考力、複眼的視点を持っている
⑥ 自然、芸術、美しいものを愛でる心、審美眼、そして優しい心を持っている
この「6つの輝き」を育むためにはまず親である私自身が自分のEQ(感情知能)を高めることが大切であることは言うまでもありません。
親自身がどれだけ自分のことを理解しているか、感情をマネジメントするスキルを持ち合わせているか、共感力、そして人間関係力を持っているか。
子供達のそれを育む前にまずは大人自身がその能力を兼ね備えていることが前提であると知った時、私自身がまずは原点に立ち返り自分を見つめなおす作業から始めたことを覚えています。
そして私自身の学びが深まると同時に子供達との関係性が日に日に変わっていきました。
日々のあらゆる場面でSEL(感情学習)のエッセンスを取り入れて子育てをしてきた今、私は「子育ての早い段階でこのEQ(感情知能)、SEL(感情学習)について学べて本当によかった」と思っています。自分自身の体験からも是非、出来るだけ子供達が低年齢な段階で親御様にこの視点を持っていただくことの大切さをお伝えしたいのです。
上の娘は小学校高学年までひたすら絵を描くことに没頭する子供でした。「ごはんよ」という親の声も聞こえないくらいにのめりこむ力を持てたことはとても幸せな事だと思っています。最近では誰からも頼まれていないのに一人で黙々と勉強を始めました。自分で目標を定め行動をし、そして目標を達成することをゲームの様に楽しんでいます。その姿を横で眺めながらワクワクしています。また母親の私が言うのもなんですが物事や人を観察する力は親の私以上に高いのではと思う瞬間があります。
下の娘にも彼女だけの世界があります。よく質問をします。納得のいくまで探求する姿を見るたびにその可愛らしさに心が弾みます。縦割りの幼稚園において異年齢の子供達の間を縦横無尽に渡り歩き誰とでも仲良くなれる様は将来「コミュニケーター」として成長してゆくであろう頼もしさを感じさせてくれます。
子育てをしていく上での土台が欲しい、哲学が欲しい、基盤を作りたいと思われる保護者の皆さま、教育関係者様、是非一度「EQ」についての知識、理解、そして実践へ取り組まれませんか? 共に子供達の輝かしい未来の為に「SEL(感情学習)の扉」をたたいてみませんか。