今日も寒いですね。
最近、周りのお子さんをお持ちの保護者の方々複数からいくつかご相談を受けました。
「息子(小3)が習い事の宿題とかをしなくなって困っている。無理やりやらせたくないけどどうしても小言をいってしまいます。すると嫌がれる。」
「娘(小5)が自分のことをあまり話してくれない。何を考えているのかが分からない。」
「息子(小4)がゲームに没頭。やることをやらないでゲームばかりしているので心配。」
「娘(高1)の娘が、受験が終わって全然勉強をしなくなった。大学受験が心配。」
ここでそれぞれのお悩みごとについて詳しく書いていくとスペースがいくらあっても足りなくなってしまうのですが、、、。
どの悩みにも一つ「共通する解決方法の糸口」がある、ということを今日はお伝えしたいと思います。
それは、
「正しく寄り添う力の大切さ」。
つまり、最近の言葉でいうところの親や周りの大人による、子供達に対しての
「共感力」。
親や周りの大人に「正しく共感」されないまま育ってしまう子供達。
私自身がこれまで見聞きして範囲でシェアさせて頂くと、
時に激しい反抗期に突入するお子さんがいました。
何も話さなくなった、というお子さんがいました。
自分の意志で行動ができなくなり一つ一つ親に確認をしないと動けなくなってしまったお子さんがいました。
そしてもう一つここでお伝えしたのは、
心の深い部分から共感されずに育ってしまうと子供達は、
自分たち自身の中にもその共感力を育てることが出来なくなってしまう、という事。
これまで私自身がワークショップや講演会などでお話をさせて頂く際にお伝えしていることがあります。
それは、
「子供達自身の中の共感力」を育むためにはまずは親や周りの大人自身が、自分自身の、「共感力を高めてあげることからスタートすれば大丈夫」、ということです。
「共感力」は、身体の筋トレと同じように、
後天的に伸ばせる能力であると心理学的にも証明されています。
私達は身体のトレーニング同様、「心のトレーニング」を積むことで「共感力」を高めることができるのです。
そして「子供達の強みや才能を伸ばす」という観点から言えば、
子供達の一人ひとりの中にある「才能(モチベーションの源泉、没頭できること)」をもっともっとグイグイ引き出してあげる上でもこの「共感力」は最強のツール(道具)です。
「共感力」ーーそれは人間一人一人の心のエネルギーを活かす上でとても大切なガソリンのようなもの。
そして周りの人々との人間関係を築いていく上でもとても大切な土台。
人は共感されると「心理的に安心」する生き物。
「心理的な安心」を得られると人は大人でも子供でも、その次のステップ進むにことができます。
お読みいただきありがとうございました。
参考図書:ダニエルゴールマン「EQこころの知能指数」